オーストラリア市場レポート 2010年7月16日
今朝のオーストラリアの株式は横ばいでの取引開始となった。メキシコ湾での原油流出が止まったとのニュースを受け米国市場では取引前半における損失分が埋め合わされたものの、昨夜のウォール街はマイナスで取引を終了した。インフレ数値・ニューヨークの製造業・全国での工業生産などからの落胆的な経済データがこの損失の原因となった。
今朝のオーストラリアの株式は横ばいでの取引開始となった。メキシコ湾での原油流出が止まったとのニュースを受け米国市場では取引前半における損失分が埋め合わされたものの、昨夜のウォール街はマイナスで取引を終了した。インフレ数値・ニューヨークの製造業・全国での工業生産などからの落胆的な経済データがこの損失の原因となった。
AMP Ltd (ASX:AMP)が伝えたところでは、同社はAXA Asia Pacific Holdings(ASX:AXA)のオーストラリア・ニュージーランド事業の買収に依然として関心を抱いている。
ユーロ圏に対する救済策の効果や中国での更なる金融引締め政策への動きに対する不安を受け昨夜のウォール街は下落したが、今朝のオーストラリアの株式は割安株狙いの影響により値を上げて取引を開始した。中国の同国内でのインフレ上昇を示すデータにより、昨日のアジア市場は大半が下落した。
ウォール街からのプラス先導に関わらず、今日のオーストラリアの株式は取引前半において下落を続けた。ギリシャとポルトガルに対する信用格付けの格下げを受け、昨日のアジアとオーストラリアの各市場は大幅下落となった。今日のオーストラリア市場は金融株に先導され下落した。
アジア市場の大半が取引前半において下落したものの、火曜日のオーストラリアの株式は値を上げて取引を開始した。鉱業企業は好調な銅・金価格による後押しを受けた。ギリシャに対する EU と IMF の救済見通しを受けて心理が改善されたことから、アジア市場は大半が上昇した。オーストラリアの株式市場は月曜日、休日のため閉場となっていた。今日の経済ニュースとしては、オーストラリア統計局による3月四半期の生産者物価指数 (PPI) が発表となる。 National Australia Bank は3月四半期の景況感調査を発表する。
ギリシャの負債問題が長引いたことから、アジア市場の大半は値を下げて取引を開始、今朝のオーストラリア株式は大幅下落となった。木曜日、日本の日経は取引前半に1.7%超下落、オーストラリアの S&P/ASX200 は1.1%下落した。テクノロジー株が Apple の堅調な業績から後押しを受け、上昇する一次産品価格が資源株を押し上げたことから、昨日のアジア市場は値を上げた。日本の日経と韓国の Kospi はそれぞれ1.7%上昇、中国の上海総合は1.8%上昇した。
Goldman Sachs に対する詐欺訴訟の潜在的な影響を投資家たちが再評価した後にウォール街が反発したことから、オーストラリアの株式市場は金融株に先導され値を上げて取引を開始した。 S&P/ASX200 の基準指数と全株指数は取引前半においてそれぞれ0.5%上昇した。