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今週、市場が経済データを待つ状態となっていることから、昨夜の米国株式は少ない取引量の中、横ばいで取引を終えた。ダウ・ジョーンズ工業平均は9ヶ月超の期間における最高水準の終値を若干上回った。

海外からの力強い先導、特に米国連邦準備金制度の発言によって支えられ、昨日のオーストラリア市場は上昇した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は135.5ポイント・3.16%上昇し4,426.1、全株価指数は128.5ポイント・2.98%上昇の4,434.2ポイントとなった。

注目の経済事象と数値

オーストラリア統計局 (ABS) は月曜日、6月に80,559台であった新車販売台数が7月に6.9%減の75,006台となったと発表した。6月の販売台数が4年間での最高値であったため、この減少は2001年1月以降で月間での最大の減少となった。

企業合併・買収ニュース

Woolworths Ltd (ASX:WOW) は、オーストラリア第2位の規模のハードウェア小売業者 DanksHoldings Ltd (ASX:DKS) に対する買収でハードウェア部門への参入を行う予定である。このオファーは Woolworths と米国の住宅改装用品小売業者 Lowe's Companies Inc (NYSE:LOW) が保有するジョイントベンチャー組織により行われたものである。同ジョイントベンチャーは Danks 株1株あたり13.50豪ドルでオファーを行い 、同企業を8,760万豪ドルで評価した。 Danks の経営陣は株主に対し、これを上回る提案がなければこのオファーを受け入れるよう全会一致で支持している。

重要企業ニュース

Suncorp-Metway (ASX:SUN) は銀行事業における営業権の減損を受けて、年間利益40%減を報告した。6月30日までの年間純利益は、前年の5億8,800万豪ドルから減少し3億4,800万豪ドルとなった。

飲料メーカー Foster's (ASX:FGL) は、前年の1億1,170万豪ドルから292.3%増となる2008/09年の純利益4億3,830万豪ドルを計上した。 Foster's は経済状況が好転する際に流れをつかむことのできる好位置につけていると語った。

スロットマシーン製造企業 Aristocrat Leisure (ASX:ALL) は、前年同期の7,140万豪ドルの利益から減少した2009-10年の上半期損失3,300万豪ドルを報告した。同社は今後12ヶ月の間に利幅の低い約30の市場から撤退を予定していると語り、今年度の残り期間は厳しい状態が続くと警告した。

Flight Centre (ASX:FLT) は、前会計年度の1億3,478万豪ドルから72%減となる6月30日までの年間純利益3,816万4千豪ドルを報告した。この業績は5,940万豪ドルの単発での資産評価損や3,800万ドルの米国での経営関連損失や支出により影響を受けたものである。

産業建築サービス・冷凍業企業 Hastie Group (ASX:HST) は、前年の3,796万豪ドルから53%増となる6月30日までの年間利益5,834万豪ドルを報告した。オーストラリアの4部門が合計でグループ収入の70%超、金利税引前利益の75%超を占めた、と同社は語った。

Mirvac Group (ASX:MGR) は6月30日までの年間純損失10億7,800万豪ドルを報告した。これは前年には1億7,180万豪ドルの純利益であった。この業績は、投資部門の不動産再評価や減損、在庫における損失により影響をを受けたものである。

オンライン求人グループ Seek Ltd (ASX:SEK) は、昨年の7,630万豪ドルから28%減となる6月30日までの年間純利益5,530万豪ドルを報告した。経済停滞の中で求人広告数が減少しているが、同社の事業基盤は好調を維持した、と同社は語った。

Centro Retail Trust (ASX:CER) は、2009年6月30日までの年間純損失26億8,000万豪ドルを報告した。これは2008年には8億6,771万豪ドルの損失であった。この損失は不動産の評価減やデリバティブの時価調整など多くの非現金項目に起因するものである。

塗料企業 Wattyl (ASX:WYL) はオーストラリア・ニュージーランドにおける売上げ低迷を受けて、2009年6月30日までの年間純損失150万豪ドルを計上した。これは前会計年度には1,170万豪ドルの純利益であった。見通しは不確実な状態が続くが、同社は2010年会計年度において若干の改善を見込んでいる、と Wattyl は語った。

APA Group (ASX:APA) は前年比17.2%増となる6月30日までの年間純利益7,877万豪ドルを報告した。この業績は同社のガス輸送事業における力強い業績と成長により実現されたものである。

St Barbara Limited (ASX:SBM) の金生産量は52%増の23万9千オンスとなり (2008: 15万7千オンス) 、1オンスあたりの操業コストは829豪ドル (2008: 555ドル) となった。 Ore Reserve における2010年会計年度の金生産の推定価格は1オンス当たり1,075豪ドルと850豪ドルとなった。2009年6月30日時点での Ore Reserves を含む St Barbara Ltd Mineral Resources は、950万オンスに対し2.9 g/tで1億270万トンとなった。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
TEL: +61-2-9247-4344
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



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