ある調査において米国の消費者心理が3ヶ月間での最高水準へ上昇したことが示されたものの、金曜日のウォール街はマイナス領域で取引を終えた。しかしダウは164ポイント・1.74％上昇し、その週で4日間の回復を記録した。
金曜日のオーストラリア株式市場は11ヶ月間での最高水準で取引を終えた。これは、中国の工業生産が8月までの1年間において、11.9％増という見込みを上回る12.3％増を記録したと中国の統計局が発表したことを受けてものである。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は25.3ポイント・0.55％上昇し4,596.1、全株価指数は22.8ポイント・0.5％上昇の4,596.3ポイントとなった。
注目の経済事象と数値
住宅供給が市場の下端にあるため、政府による住宅初回購入者向け補助金が9月から減額される予定ではあるものの、オーストラリアの住宅・マンション価格は安定を続けるものと不動産アナリストたちは予測している。 Australian Property Monitors によると、シドニーとメルボルンでのオークションに対するクリアランス率は高い状態を保ったとのことである。土曜日、メルボルンの市場では73.7％のクリアランス率が記録され、シドニーではオークションにおける不動産の66.1％が落札された。
今日、オーストラリア統計局は7月の融資金融データを発表する。
企業合併・買収ニュース
Felix Resources (ASX:FLX) は、中国の Yanzhou Coal (SHA:600188) が海外投資審査委員会 (FIRB) への買収申請を取り下げ、変更無しの申請を再提出したと語る。 FIRB が Yanzhou Coal に対し Felix Resources への35億豪ドルでの買収計画を再提出するよう要請したのは3度目となる。この動きが買収発表時点で設定された取引日程を遅らせることはないものと見られる、と Felix は語った。
Rio Tinto (ASX:RIO) は、ブラジルの鉱業企業 Vale SA (NYSE:VALE) への Corumba 鉱山売却に対し、ブラジル国防委員会からの承認を得たと語る。7億5,000万米ドルで評価されるこの取引は近く完了するものと見られている。過去18ヶ月間で、 Rio Tinto は66億米ドルの資産売却を発表した。
中国の国有エネルギーグループ CGNPC Uranium Resources Co Ltd は、パースに基盤を置くウラン探索企業 Energy Metals Ltd (ASX:EME) を1億1,946万豪ドルで評価する入札により、最高で同社の70％を買収する計画を立てている。 China Uranium Development Co Ltd を通じて行われた買収オファーは、 Energy Metals の役員たちから全会一致の支持を受けている。
重要企業ニュース
Sigma Pharmaceuticals (ASX:SIP) は7月31日までの半期純利益において4.9％増を記録した。同期間の税処理後純利益 (NPAT) は3,220万豪ドルで、これに対し2009年の同半期は3,070万豪ドルであった。主に卸売流通と医療部門における回復が消費者支出の不調を埋め合わせた、と同社は語った。 Sigma は2010年1月31日までの税処理後年間純利益における若干増という以前の見込みを維持している。
Macarthur Coal (ASX:MCC) は、クイーンズランド州の同社 Middlemount 鉱山プロジェクトに対する採鉱権を取得したと語った。このプロジェクトは Macarthur Coal と Noble Group (SIN:N21) の間でのジョイントベンチャー Middlemount Coal Pty Ltd により開発が行われる。
ウラン探索企業 Toro Energy Ltd (ASX:TOE) は、資金調達を進める間の2日間、取引停止となった。 Toro は新株募集を通じての資金調達を行う予定である。 Toro はまず9月10日に取引停止状態に入り、西オーストラリア州におけるプロジェクト探索・開発へ向けてカナダの巨大ウラン企業 Cameco のオーストラリア部門と提携を結ぶ計画を立てた。
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関連企業
Yanzhou Coal Mining Company Limited
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