木曜日のアジア各国の株式市場は、ウォールストリートが堅実に値を上げたにもかかわらず概して値下がりした。東京株式市場は、円高が投資家感情をくじく原因となり低値で取引を開始した。香港市場では、China Minsheng Banking Corpがハンセン指数の上昇に貢献することはなかった。上海株式ならびにソウル株式も同様に値を下げた。
円高は主に米ドルの弱まりに起因する。ユーロ、豪ドル、その他通貨もまた米ドルに対して値上がりしている。
企業ニュース
中国の国営製鉄所、WuhanIron & Steel (Group) Co (WISCO) (SSE:600005)がオーストラリアの鉄鉱石サプライヤーCentrex Metals Ltd (ASX:CXM)の13.04％の株式を正式に取得した。外国投資審査委員会（the Australian Foreign Investment Review Board）が、同社に対して一連の鉄鉱石プロジェクトおよび南オーストラリアのEyre半島での深海ポートの開発許可を与えたことを受けて、WISCOは最終的には最高2億7100万豪ドルをCentrexに投資する意向である。
Suntech Power Holdings Co.(NYSE:STP)傘下のサンテックパワージャパンは、来年上旬に新築住宅向け太陽光発電システムの販売を開始する予定。同社は現在、建築資材業者やヤマダ電機（TYO:9831)の全国店舗を通じて商品の販売を行っている。サンテックジャパンは約10社の中規模住宅建築会社と契約を交わし、注文住宅や既成住宅建設の際に取り付けを行う。
トヨタ自動車(TYO:7203)(NYSE:TM)は、米国で自動車400万台のアクセルペダルの交換を行う。ペダルがフロアマットに引っかかり、急な加速を引き起こす可能性があるため。このリコールは米国でトヨタが実施した中では最大規模となる。同社は交換にかかるコストについて公表していないものの、アナリストは新たなペダルの製造や付随する作業に莫大な費用がかかると見ている。
韓国の二大航空会社は、燃料の値上がりを背景に1月から国際線の燃料サーチャージを値上げに踏み切る見通しである。 Korean Air Co. (SEO:003490)と国内ライバル社の Asiana Airlines Inc. (SEO:020560)は欧州や米国行きの長距離路線を片道で32米ドルから41米ドルほどに引き上げる可能性があると韓国メディアが伝えた。
2009年香港最大の新規株式公開であったにもかかわらず、投資家が値が高すぎるとの見解を示したことから、China Minsheng Banking Corp.(HKG:1988)の木曜日のデビューは、冷ややかな反応の中でのものとなった。33億2千万の新株に一株9.08香港ドルの値が付けられ、同社は290億香港ドルを調達した。中国の銀行業界で貸付の引き締めがなされる可能性があるという最近の報道も、投資家感情をくじく一因となった。
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Wuhan Iron and Steel Co., Ltd.
Suntech Power Holdings Co., Ltd.
China Minsheng Banking Corporation Ltd.
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