アジア各国の株式市場の多くは金曜日、米雇用統計を控えて利食い売りが広がったことから値を下げた。
主要外国為替は、投資家が来たる米雇用統計に慎重な姿勢を保っていることから小幅な値動きで取引された。東京株式市場は先日の円安の影響で値を上げた。日本銀行が今週1兆円を短期記入市場に投入したことを受けて、政策当局は必要に応じて通貨の高騰を防ぐ更なる手立てを取る可能性があることを示唆した。
企業ニュース
オーディオ装置メーカーであるパイオニア（TYO:6773)が、中国の家電小売業者Suning Appliance Co Ltd (SHE:002024)と提携を結んだことを発表した。この影響で金曜日、同社の株価は上昇した。この合意の内容は、パイオニアがSuningの中国における販売ネットワークを利用、Suning Appliance Co.は中国で販売されているフラットパネルテレビのパイオニアのブランドネームを使用するというもの。Suningはパイオニアに対して、5年間の契約で数億円のライセンス料を支払う見込みである。
国内ライバル企業のキリンホールディングス(TYO:2503)と合併についての協議を進行中のサントリーホールディングスが、サウスカロライナに拠点に置く米ペプシ製造業者を買収する。同社は、同様の買収を今後も検討中。サントリーは、サントリーが65％、PepsiCo Inc. (NYSE:PEP)が30％を出資する合弁会社を通じてConway-Myrtle Beach Inc.の買収を行う。同社は買収の条件等は明らかにしていないものの、情報筋によれば取引額はおよそ100億円となる見込み。サントリーは現在、日本におけるペプシ製品の製造・販売をを行っており、ノースカロライナにPepsi Bottling Venturesを所有している。
サッポロビール(TYO:2501)は、宇宙に滞在した大麦品種の子孫である「宇宙を旅した」大麦100％を使用した世界初のビールの発売する。応募者の中から抽選で250名の購入者が選ばれる。サッポロビールはこの売上げの全額を岡山大学に寄付し、日本とロシアの宇宙科学研究の発展に貢献していく。
韓国の機械製造会社Doosan Infracore (SEO:042670)が伝えたところによれば、同社は今年中国の建設機械市場における掘削機の売上げが史上最高となることを見込んで。同社の中国支社は、11月末時点で掘削機の売上げを13,294台に伸ばしている。掘削機の売上げが今年予想されている14,000台を越えれば、7年連続で業界トップの座を守ることとなる同社は述べている。
本件に詳しい情報筋が伝えたところによれば、Royal Dutch Shell (LON:RDSA)が、90億米ドルのコストを見込んだ中国における精油所プロジェクトについてのChina Petroleum & Chemical Corp.(Sinopec)(SHA:600028)(HKG:0386)、Kuwait Petroleum Corpとの間の協議から手を引いた。これは同社の上流事業に注力していくという戦略に沿った動きである。
The Spanish Banco Bilbao Vizcaya Argentaria SA (BBVA)(NYSE:BBV)は、China CITIC Bank (HKG:0998)(SHA:601998)株式を、同銀行の19億2400万H株を124億香港ドルで買収する選択権を行使し、15％にまで引き上げる見通しである。これはBBVAがアジアやラテンアメリカとの間の取引からより多くの利益を見込んでいるためため。買収価格は1株あたり6.446香港ドルで合意されており、これは2007年のCITIC Bankの香港新規株式公開額の110％となる。
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