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昨夜のウォール街での若干増によりアジアの株式はプラス先導を受けたが、今日の同地域の市場は中国の金融政策に対し引き続く不安からの影響を受ける可能性がある。今週の米国連邦準備金制度や日本銀行による政策会議を前に、投資家たちが警戒を続ける可能性もある。昨日のアジア市場は大半が下落した。日本の日経225は横ばいで取引を終え、韓国の Kospi は0.8%下落した。中国政府による金融引締め策の可能性に対する懸念のなかで、中国の上海総合は1.2%下落、香港のハンセン指数は0.6%下落した。

企業ニュース

日本の文房具製造企業パイロットコーポレーション (TYO:7846) は新興経済への更なる進出のなかで、中国での販売網拡大やインドでの販売強化を行う予定である。同社は3年間で中国の内陸部と北東地域において事務所を開設し、販売網を約10ヶ所へと拡大することで、2012年12月までの会計年度までに中国での売上を20億円へ増加させる予定である。パイロットはまた、インドでの売上も3年間で約10億円へと倍増させる計画を立てている。

米国のバイオテクノロジー企業 OSI Pharmaceuticals Inc (NASDAQ:OSIP) は、日本のアステラス製薬 (TYO:4503) による35億米ドルでの敵対的買収入札を拒否し、他の潜在的な入札者を求める。 OSI の役員会は株主に向け、1株52ドルでの同オファーに対し持分を提供しないよう勧告した。これは同オファーが OSI の基本的・内在的価値を正確に反映していないと同役員会が結論付けたことによる。

韓国の Hynix Semiconductor Inc. (SEO:000660) の債権者たちは、同半導体メーカーにおいて保有していた1,080万株を23,500ウォンで売却した。大株主による売却では、株式6.7%の売却から約8億米ドルが集められた。この大量売りでは Hynix の債権者に対し、2001年からの一連の救済策において同半導体メーカーへ投資された資金が戻されることとなる。

Rio Tinto (ASX:RIO) と Aluminum Corp. of China Ltd. (NYSE:ACH) (SHA:601600) (HKG:2600) はアフリカ西部のギニアでの Simandou 鉄鉱石プロジェクトの予測コスト120億米ドルでの共同開発に向け交渉を進めている、と Sydney Morning Herald が伝えた。この話し合いは、中国の政治的接点の活用、資金能力、アフリカでのインフラ開発における経験などの分野に限られている。 Simandou ジョイントベンチャーの交渉は北京で行われている、と同紙は報じた。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
TEL: +61-2-8205-7340
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



関連企業

RIO TINTO LIMITED
         

株式会社パイロットコーポレーション
      

OSI Pharmaceuticals, Inc.
      

Hynix Semiconductor Inc.
      

Astellas Pharma Inc.
      

Aluminum Corporation of China Limited(CHALCO)
       


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