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昨夜のウォール街での反発は、水曜日にアジア市場へプラス先導をもたらした。ダウと S&P 500 は火曜日、優良工業株に先導され18ヶ月間での最高水準へと上昇した。ナスダックも半導体市場での回復兆候により支えられた。火曜日のアジア市場は入り混じった状態で取引を終えた。ニューヨーク商品取引所において原油価格が1バレル81米ドル超へと反発した後、同地域のエネルギー株は上昇した。日本の日経225は対ユーロ円高により約0.5%下落した。中国の上海総合は0.7%下落したが、韓国の Kospi は0.6%上昇した。香港のハンセン指数は0.3%上昇した。

企業ニュース

BG Group PLC (LON:BG) と Cnooc Ltd (HKG:0883) の親会社 China National Offshore Oil Corp. (CNOOC) はオーストラリアの液化天然ガスに対する売買契約の締結を検討している、と水曜日に情報筋が語った。同契約は800億豪ドル相当にもなる可能性がある。この契約の一環として、中国の同グループは BG がプロジェクトにおいて建設を予定している2つの LNG 鉄道のうち1つにおける10%権利を購入する予定である。また CNOOC は BG のある炭層ガス田における5%権利も取得する予定である。

東芝 (TYO:6502) は日本国内の同社工場においてフラッシュメモリー製造施設の追加建設を7月に開始する予定であると語った。この計画は世界金融危機により保留されていた。東芝は、スマートフォンやその他の新機器が市場に浸透し、需要の回復兆候が見られると語り、中期・長期での更なる市場拡大を見込んでいる。同社は今が新組立工場建設の好機であると考えている。また、東芝株は昨日、同社が Microsoft の Bill Gates 会長の関与する TerraPower と次世代原子炉を共同開発する予定であるとのニュースを受け大幅に上昇した。

中国の融資企業 Bank of China Ltd. (HKG:3988) とシンガポールの政府系ファンド Temasek Holdings は中国において地方銀行ジョイントベンチャーの設立を計画している、と Bank of China が語った。このジョイントベンチャーは中国の地方人口へのローン提供を行う予定である。中国の刺激先導での経済回復における融資増加により、 Bank of China は火曜日に2009年の純利益において予測を上回る26%増を記録した。しかし同行は今年の融資ペースを減速するものと見られている。

シンガポールを拠点とする Keppel Corp (SIN:BN4) のある部門は、ドイツの沖合に風力発電所建設用の海上施設を建設する6,200万ユーロでの契約を獲得した。 Keppel のオランダ部門はこの移動可能な海上施設建設に向けて、フランスのエネルギー企業 Areva (EPA:CEI) のドイツ部門と提携を結ぶ予定である。同施設は2011年第4四半期の完成が予定されている。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
TEL: +61-2-8205-7340
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



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