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中国からの前向きな一連の経済データへの期待感により資源部門が後押しを受けたことから、木曜日のオーストラリア株式は取引前半において値を上げた。全株式指数の最近の反発に続き、 ASX200 基準指数は19ヶ月間で初めて5,000ポイント領域を上回った。今日のアジア市場は大半が上昇、日本の日経は0.9%上昇し取引を開始した。

注目の経済事象と数値

オーストラリアの消費者インフレ予測において、比較的安定していた期間を経てインフレの圧力が高まっていることが示された、と Melbourne Institute は語った。継続的に低い失業率や国内経済の成長を受け、消費者インフレ予測は3月の3.2%から4月に4.1%へと上昇した。

企業ニュース

Bank of Queensland (ASX:BOQ) は今日、96%増となる2月28日までの税処理後年間利益9,090万豪ドルを報告した。これに対し2009年の同期間の業績は4,630万豪ドルであった。今会計年度の上半期における税処理後標準化現金純利益は9,720万豪ドルで、1年前の同半期から15%増加した。同行は世界金融危機の初期と比べはるかに力強い状態にあり、現在は市場に対する責任を果たすことに注力している、と BOQ の経営責任者である David Liddy 氏は語った。

Gloucester Coal (ASX:GCL) は、日本の2011年会計年度における同社の半硬質コークス用炭について、2009/10年の契約価格から約100%増となる価格での合意に達したと語った。最近の市場の動きと同じく、アジアの顧客との間での合意は、以前の年間での価格設定から短く設定される四半期契約へと移行した。この新価格は同社がコークス用炭においてこれまで達成した中で「2番目に高い」価格である、と Gloucester は語った。

MEO Australia (ASX:MEO) は水曜日、西オーストラリア州沖 Artemis 鉱脈の今後の開発について、ブラジルの国有石油企業 Petrobras との間で探鉱権協定を締結したと語った。 Petrobras はこの許可において50%の権利を取得する予定である。オーストラリアの潜在的な長期エネルギー資源に対する海外競争の中で、この協定は Petrobras がオーストラリアの石油・ガスに関与する第一歩となる。

オーストラリアにて銅探査事業を展開しているCuDeco Ltd (ASX:CDU)は、中国政府保有のSinosteel Groupの採鉱・建設事業子会社と覚書を交わしたことを発表した。この覚書では、同社が100%所有するクイーンズランド州のRocklandsプロジェクトの開発におけるCudecoへの融資やその他オプションについてのアウトラインが定められている。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



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