オーストラリア市場レポート2010年6月4日：Vale (NYSE:VALE)、Aquila Resources Limited (ASX:AQA)のBelvedere炭鉱プロジェクトの権益買収

オーストラリア株式市場は金曜日、鉱物価格が下落したことに影響を受けて値を下げて取引を開始した。先日のアジア各国市場は、米国の経済データに投資からが刺激を受けたことから急騰。オーストラリア株式は3日連続の下げ基調を打ち切り、2.4％値を上げて取引を終了した。

本日前半の取引におけるS&P/ASX200指標は、資源関連セクターの影響から0.77％値を下げた。

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Aquila Resources Limited (ASX:AQA)が伝えたところでは、資源大手Vale SA(NYSE:VALE)の子会社であるVale Belvedereが、Belvedere強粘炭プロジェクトの権益24.5％を買収するオプションを行使し、同プロジェクトにおけるValeグループの権益を100％とした。BD CoalはAuilaの完全子会社。同合意の下では、オプションの行使に準じてVale Belvedereが買収した権益に対するAquilaへの支払額は、公正な市場価値に基づく。

Singapore Telecommunications (ASX:SGT)は今日、同社の完全子会社SingTel Optusが、機関投資家に向けた発行額が10億香港ドルとなったことを伝えた。これらは主に香港ドルで、年間3.825％の年間クーポンを備えており、2010年6月10日に満期を迎える。これらはOptusが昨年7月に発表した20億ユーロの中期発行プログラムの下にて発行された。同通信事業者によると、この発行はOptusの長期借り入れ戦略の一端を成すもので、Optusはこの資金を一般的事業目的に使用する見込み。

National Australia Bank (ASX:NAB)は今日、同社はAXA Asia Pacific Holdings Limited (ASX:AXA)のNorth Wealth.net投資プラットフォームビジネスのディスインベストメント可能性について検討していると述べた。NABはAXA APH、ACCC（オーストラリア競争・消費者委員会）、およびその他の第三者的利害関係者と予備討議に入っている。その一方でNABは、提案されているディスインベストメントが起こるか否か、またACCCにより示された懸念を解決することができるか否かについて確証はないとした。同競争監視委員会は4月、NABのAXA APHに対するオーストラリア・ニュー時ランド事業買収提案に反対した。ACCCの承認は、NABがAXA APHの全事業を買収し、パリのAXA SAにアジア事業を譲渡するという取引の条件のひとつである。


関連企業

Singapore Telecommunications
      

National Australia Bank Limited
        

Vale S.A.
            

AXA Asia Pacific Holdings Limited
       

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