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オーストラリア株式市場は火曜日、週末とその後の休日を経て取引を再開、ほぼ変わらずでの開始となった。ヨーロッパからの力強い経済データや連邦準備金制度職員からの前向きなコメントが取引の大半を支えたものの、昨夜の米国株式は若干安で取引を終えた。しかし、格付け会社ムーディーズがギリシャ国債を「投機的」へと格下げした後、市場心理は落ち込んだ。

火曜日に発表される経済データは、オーストラリア準備銀行による6月の金融政策会議議事録と4月のクレジット・デビットカードデータ、オーストラリア統計局による4月の融資金融データがある。

企業ニュース

Asciano (ASX:AIO) は Anglo American Metallurgical Coal Pty Ltd との間で、2012年1月1日に開始となるクイーンズランド州での1年当たり計1,650万トンの石炭運搬に関する長期契約を確保したと語った。この10年契約の締結により7億7,500万豪ドルを超える追加収入が生み出されることとなる。この契約において、現在 QRNational によりサービスが行われている Anglo American の German Creek 施設からの年間1,090万トンを Asciano が運搬する予定である、と Asciano は語った。また同社は、 Anglo American に対し現在 Pacific National により運搬される Moranbah North からの年間575万トンも取得する予定である。

Buru Energy Limited (ASX:BRU) は三菱商事 (TYO:8058) との間で、西オーストラリア州北西 Kimberley 地区内の Canning Superbasin の共同調査・開発へ向けた拘束力のある合意を締結した。この合意の下、三菱商事は調査・開発へ最高で1億5,240万豪ドルを支出することにより、 Buru の調査許可地域の大半において Buru と同等の利益を得る権利を持つ。また日本の同商社は、追加の現金支払いにより Buru の生産における利益を取得する権利も保有する。この取引により、 Canning Superbasin 大規模石油・ガス供給センターの潜在性へのビジョンを認識する両社の強みを利用した戦略的パートナーシップが形成される、と Buru は語る。

不動産投資・デベロッパー Finbar Group Ltd (ASX:FRI) は、安定した売上を確保し、完成プロジェクトにおけるマンション在庫に対し決済での高い転換率を達成し続けたことから、同社の年間利益見通しを引き上げた。これらの完成物件から得られた追加収入は下半期の業績を支えた。その結果、 Finbar は2010年6月30日までの会計年度における税処理後利益見通しを約2,300万豪ドルへと引き上げている。同社は以前、年間純利益見通しを2,100万豪ドル超としていた。

お問合せ先

Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net



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