アジア市場レポート　4月7日： CCB (HKG:0939) (SHA:601939) が海外事業を拡大

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米国の中央銀行議事録が金利引上げに対する不安を和らげた後、昨夜のウォール街はほぼ変動なしで取引を終え、今朝のアジア市場は横ばいで取引を開始した。オーストラリア準備銀行が公定歩合を0.25％引き上げたものの、昨日のオーストラリア株式市場は18ヶ月間での最高水準に達した。日本の日経225は火曜日、利益確保に向けた売りを受けて0.5％下落した。中国の上海総合はほぼ変化なし、香港市場は休日のため閉場であった。

企業ニュース

Kumho Tire Co. (

SEO:073240) は BMW AG へのタイヤ供給へ向けた協議中であると語った。売上において韓国第2位のタイヤメーカーである同社は、相手先商標製品タイヤを国内の自動車メーカー5社、またドイツの Volkswagen や Mercedes-Benz といった国際的な自動車メーカーへ供給してきた。同社は Hankook Tire Co (

SEO:000240) に続き BMW へタイヤを供給する韓国で2番目のタイヤ企業となる予定である。しかし Kumho Tire は、両社はまだ契約を締結していないと語った。

市場資本において中国第2位の銀行である China Construction Bank Corp. (

HKG:0939) (

SHA:601939) は、更に多くの中国企業が海外進出において金融サービスの必要性を感じていることから、今後2年間でカナダ・台湾・ブラジルに支店を設置する計画を立てている。同行は60店舗の海外ネットワークを保有している。これとは別に、 CCB は今年、約750億元の資金調達に向けた株式販売を計画している、と情報筋が語った。同行は上海の国内株式市場での私募において450億元を、香港での株主割当において300億元を調達する可能性がある。

台湾を拠点とするスマートフォン製造企業 HTC Corp. (

TPE:2498) は、予想を上回る売上により四半期純利益において3.1％増を記録した。同社の3月売上は前年同月比で33％増加した。第1四半期の純利益は50億3,000万ニュー台湾ドルで、前年の48億8,000万ニュー台湾ドルからの増加となった。これは世界経済の回復に伴い、消費者の需要が昨年回復を始めたことによる。米国市場での今年の HTC の成長は、他のスマートフォンメーカーを上回っている。また同社は今年中国市場へ向け、中国のパートナー企業 China Mobile Ltd. (

HKG:0941) と共に6機種を発表する計画を立てている。

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Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
EMAIL: tetsuya.okada@abnnewswire.net