オーストラリア市場レポート：2010年7月15日

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木曜日のオーストラリアの株式は、ウォール街から様々な傾向の先導を受け下落した。連邦準備金制度が経済見通しを若干引下げたことにより心理が押し下げられる中、好調な業績報告や上向きな事業見通しは米国市場を支えた。今日の取引前半において S&P/ASX200 指数は0.75%下落、全株指数は0.65%下落となった。

今日の経済ニュースとしては、オーストラリア統計局による6月の新車販売データが発表される。 Melbourne Institute は消費者インフレ予測調査を発表する。

企業ニュース

Cardno Limited (

ASX:CDD) は2010年会計年度における税処理後純利益 (NPAT) 見通しを3,600万豪ドルから3,700万豪ドルの間へと上方修正、これは3,400万から3,600万豪ドルとされていた見通しの上限を上回った。この利益は2009年会計年度に記録された利益3,415万豪ドルに対する5.4%から8.3%増に相当する。この修正見通しは同社にとって新たな記録的利益となり、力強い第4四半期業績と最近の買収からの寄与が反映されている、と Cardno は語る。

オーストラリアの金生産企業 Tanami Gold NL (

ASX:TAM) は、完全引受型の案分放棄可能権利での発行を既存の株主に対し行うことで、約6,370万豪ドルを調達する予定である。集められた資金はバランスシートの強化に使われるほか、2年以内に金生産量を年間20万オンスへと増加させるという生産拡大戦略の焦点 Central Tanami プロジェクトでの調査を加速させる追加運営資金としても利用される予定である。さらに、同社は大株主 Allied Properties Resources Limited の子会社である AP Finance Limited との間で原則出資協定に関し交渉を行った。これは同プロジェクトにおける開発必要資金の残りとなる最高4,000万豪ドルをまかなう融資制度を準備するためである。

Kimberley Metals Limited (

ASX:KBL) は中国最大の鉛生産企業 Henan Yuguang Gold & Lead Co. Ltd (

SHA:600531) との間で、協力覚書を通じての戦略的協力協定を締結した。 Yuguang が Kimberley の15%を取得、西オーストラリア州 Sorby Hills 鉛・銀・亜鉛プロジェクトの開発ジョイントベンチャーにおける直接権利25%を獲得するという協定提案に対し、 FIRB からの承認を受けたと同社は語った。

有料道路企業 Intoll (

ASX:ITO) は、 Intoll の発行済み全資本を Intoll の1抱合せ証券あたり1.535豪ドルの現在等価で協定計画を通じ取得するという指標的・非拘束・条件付の提案を Canada Pension Plan Investment Board (CPPIB) が提出したと語った。 CPPIB は、デューデリジェンスを行うために今後3週間 CPPIB が資料室へのアクセスを許可されるという守秘義務契約を締結した。

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Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
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