アジア市場概観 2月26日
アジア市場概観 2月26日

Sydney, 2009年2月26日, AEST (ABN Newswire) - 水曜日のアジア市場は値を上げて取引を終えた。円安が日本の輸出業者を後押しし、東京の株式は2.7%上昇した。韓国と中国の市場はそれぞれ0.3%の若干高を記録した。香港のハンセン指数は1.6%上昇した。

ウォール街での下落に関わらず、今日の東京、シンガポール、ソウルの株式は値を上げて取引を開始した。

アジア経済ウォッチ

中国の2月における融資高の上昇は、1月の1兆6,200億元から大幅に減少するものと報告されている。同融資高は2月に月ベースで7,000億元・20%の増加となる見込みである、と市場関係者は語った。
 
シンガポールの貿易産業省は、貿易の国際的崩壊により輸出が打撃を受け、第4四半期における同国経済が前回の予測よりも大幅に縮小したと語った。GDPは季節調整済みまた年間ベースで第3四半期から16.4%低下した。これは1月の予測では16.9%の低下とされていた。

企業ニュース

中国の鉄道・高速道路建設業者 China Railway Group Ltd (SHA:601390) は木曜日、政府がインフラと社会福祉に焦点を当てた4兆元の経済刺激策を発表した後、同社が226億2,000万元相当の契約を獲得したと語った。

PetroChina (HKG:0857.HK) (SHA:601857) が、オーストラリアの Gorgon ガス田から20-25年の間毎年200万トンの液化天然ガスを購入するという枠組み合意を Exxon Mobil (NYSE:XOM) と締結した、と中国の金融誌が伝えた。

日本の食品大手である日清食品ホールディングス (TYO:2897) は、同社の売上げが予想を上回るペースで伸びていると語った。日清は3月31日までの1年間においての営業利益が28%減の200億円となるという見込みを突破する模様である。

City Developments Ltd. (SIN:C09) は木曜日、シンガポールでの不動産部門やホテル経営の減退の中で同社の第4四半期純利益が57%減少したと語った。

中国の Netease.com Inc. (NASDAQ:NTES) は、好調な売上げにより同社の第4四半期純収益が48%増加したと語った。同社の共同最高執行責任者 Michael Tong 氏は、個人的な理由のため辞任した。

本田技研工業 (TYO:7267) は、バイオエタノール生産技術の開発に取り組むため日本に研究開発センターを設立する予定であると語った。

日本のAdvantest Corp. (TYO:6857) は今会計年度において780億円の純損失計上を見込んでおり、従業員21%の削減を計画している。

Chemoil Energy Ltd. (SIN:AV5) は厳しい経済状況により顧客と燃料売上げが打撃を受けたとして、低調な収益による同社第4四半期純利益が20%減少したと語った。

Haier Electronics Group Co. (HKG:1169) は、同社事業の拡大資金をまかなうため新株やワラント債の発行を通じて最高2億4,680万香港ドルの資金調達を模索していると語った。

韓国の Kia Motors (SEO:000270) の株式は今日、同自動車メーカーがワラント債付きの債権を発行する可能性があるとの推測のもとで下落した。

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Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
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