着実な上昇の見込み
Sydney, 2009年3月18日, AEST (ABN Newswire) - 米国での予想よりも良い住宅着工件数を受け、昨夜のウォール街は大幅に上昇し取引を終えた。投資家たちは市場が徐々にそして着実に上昇領域へ動いているものと考え、銀行や消費者企業の株式を購入し始めた。
銀行や鉱業企業に支えられ、昨日のオーストラリア株式は3.1％上昇し取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は103.5ポイント上昇の3,451.9、全株価指数は96.1ポイント・2.91％上昇の3,393.4ポイントとなった。ウォール街での反発に後押しされ、今日の国内市場は力強い取引開始を記録した。
注目の経済事象と数値
オーストラリア準備銀行は3月3日の会議議事録を発表した。同準備銀行の役員会は、金利を3.25％に据置くことにより今後の会議における政策に十分な柔軟性をもたらすことができると考えた。
今日、 Westpac/Melbourne Institute は経済活動指数を発表する。同指数は下落する株価、米国工業生産、住宅建築許可件数によって引き下げられ、1月に0.6％ポイント下落した。「現在、先行指数は縮小する経済活動と一致し、深いマイナス領域の中にある」と Westpac のシニアエコノミスト Matthew Hassan 氏は発表の中で語った。
企業合併・買収ニュース
ANZ (ASX:ANZ) の金融部門 Esanda Finance Corporation は銀行部門となる予定である。ANZ は発表の中で、 Esanda の売上げとバランスシートが報告目的のため既に同行のものと統合されたと語った。この移行には Esanda から ANZ への130億豪ドル相当の資産移動も含まれた。
重要企業ニュース
Ansell (ASX:ANN) はニューヨーク市保健局へ潤滑剤と2,000万個のコンドームを供給する160万米ドルでの契約を獲得したと語った。
Commonwealth Bank (ASX:CBA) は配当見込みに沿った状態を保つ予定であると語った。 ANZ と National Australia Bank (ASX:NAB) は既に配当削減を示唆している。
David Jones Ltd (ASX:DJS) は前年同半期の8,900万豪ドルから2.4％増となる2009年1月24日までの半期純利益9,120万豪ドルを報告した。同社は最高で5％となる2009年下半期の純利益成長見込みを再確認した。
Rio Tinto (ASX:RIO) は昨夜、前回会長に指名された Jim Leng 氏の辞任を受け、現職の役員 Jan du Plessis 氏を同社の新会長に指名した。 du Plessis 氏は4月20日付けで Paul Skinner 氏と同社の会長職を交代する。
Territory Resources (ASX:TTY) は上半期損失3,334万豪ドルを報告した。これは前年同期には203万豪ドルの利益であった。この損失の大半は投資や為替動向に関連する3,800万豪ドルの負債計上による。
ANZ は現職の Bob Edgar 氏が退職を決定したことを受けて、 Graham Hodges 氏を新副社長に指名した。
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