オーストラリア市場レポート 9月16日:不況の終了に対する楽観
米国での前向きな経済データを受け、火曜日のウォール街は若干高で取引を終えた。一方、連邦準備金制度理事会の Ben Bernanke 議長は「現時点で不況が終了した可能性が非常に高い」と語った。政府による「失敗への現金」プログラムにより8月の米国小売売上げは予想外に好調となったが、これは消費者支出における持続的な回復を示していない可能性がある、とアナリストたちは警告した。
米国での前向きな経済データを受け、火曜日のウォール街は若干高で取引を終えた。一方、連邦準備金制度理事会の Ben Bernanke 議長は「現時点で不況が終了した可能性が非常に高い」と語った。政府による「失敗への現金」プログラムにより8月の米国小売売上げは予想外に好調となったが、これは消費者支出における持続的な回復を示していない可能性がある、とアナリストたちは警告した。
Chevron Australia Ltdは、液化天然ガスの世界二大輸入市場である日本と韓国へ向けて700億豪ドル相当の液化天然ガス販売契約を交わした。
米国市場は休日・労働者の日のため閉場となった。ヨーロッパとアジアの市場では月曜日に力強い上昇が見られた。
落胆的な8月の非農業給与レポートを受けて、昨夜のウォール街は更なる下落を記録した。このレポートにより、今週発表される予定の主要な雇用報告に対する不安が高まった。米国の民間部門では8月に29万8千件の雇用が削減された。これは経済専門家たちによる予測を上回るものであった。
8月の製造業データが好調であったにもかかわらず、ウォール街は3取引連続での下落となった。この急落は、各銀行の見通しに対する不安や同市場において歴史的に最も不調な月となっている9月に対する懸念によるものであった。
新築住宅販売における予測を上回る上昇や耐久消費財発注の増加が見られたが、水曜日の米国株式はほぼ変化なく取引を終えた。投資家たちが警戒を続け、反発からの利益分の確保に動いたため、市場は前向きなデータに対し反応を示さなかった。
アジア各市場において広範囲にわたる売りを引き起こした上海株式での大幅下落により、昨夜の米国株式は値を下げて取引を開始した。しかし、需要改善の期待によりエネルギー企業が支えられたことを受けて、ウォール街は値を上げて同日の取引を終えた。米国エネルギー省が米国の石油在庫が予想外に減少したと発表したことを受けて、米国石油先物は上昇した。