オーストラリア市場レポート 4月1日:悪いニュースに対し高まる投資家たちの耐性
昨夜発表された米国の消費者信頼感や住宅に関する低調なデータに関わらず、昨夜のウォール街は大幅上昇で四半期末日の取引を終えた。
昨夜発表された米国の消費者信頼感や住宅に関する低調なデータに関わらず、昨夜のウォール街は大幅上昇で四半期末日の取引を終えた。
ウォール街での今月の好調な業績により投資家たちが米国における緩やかな回復に対する確信を高め、昨日のオーストラリア市場はプラス領域で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は37.3ポイント・1.03%上昇し3,646.6、全株価指数は40.1ポイント・1.13%上昇の3,586.3ポイントとなった。
金融株が下落しオーストラリア株式市場は若干安で取引を終えた。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は14ポイント・0.4%下落の3,465.8、全株価指数は11.4ポイント・0.33%下落の3,405.0ポイントとなった。市場が過去2週間と同水準の回復を記録することは難しいとアナリストたちは語った。同期間での上昇はS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数を10%超引き上げた。
金融部門が5.3%急上昇し、金曜日のオーストラリア株式は力強い上昇を記録し、市場における3ヶ月間で最も良い1週間を締めくくった。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は3.4%・109.7ポイント上昇の3,345.2、全株価指数は104.3ポイント・3.3%上昇の3,294.7ポイントとなった。同200銘柄は1週間で6%上昇した。しかし、米国の銀行が業績の好転を報告したものの弱気市場の終わりとするには早すぎる、とアナリストたちは語る。
金曜日のオーストラリア株式は値を下げて取引を終えた。 CMC Markets によると、国内外の暗い経済ニュースの中でオーストラリア市場は更に落ち込みマイナス領域で沈滞したとのことである。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.35%・43ポイント下落の3,145.5、全株価指数は1.18%・37.1ポイント下落の3,111.7ポイントとなった。先週、同200銘柄は6%減、全株価指数は5.7%減となった。先週における変動は米国での展開と中国での希望的な新経済刺激策に対する推測により影響を受けた。今日の市場は上昇する一次産品価格により後押しされた。
昨日のオーストラリア市場は3日連続でのマイナスとなった。豪ドルとS&P/オーストラリア証券取引所200銘柄指数の両方が、GDP数値に関する最新ニュースを受けて下落した。S&P/オーストラリア証券取引所200銘柄の基準指数は1.6%・52.8ポイント下落の3,166.4、全株価指数は1.4%・45.5ポイント下落の3,125.9ポイントとなった。
CMC Markets によると、昨日のオーストラリア市場は反発を示し、米国における大幅な下落に関わらず安定を保ったとのことである。興味深いことに、株式市場は金利に関する決定に対し大きな反応を示さなかった。