先週金曜日のウォール街での反発を受けて、月曜日のアジア市場では上昇が見込まれている。日本の日経平均は円安のなかで輸出業者に支えられることが予測される。船舶株による引き続きの先導や一次産品への需要が上昇するのではないかという希望のもとで鉱業株が上昇し、金曜日のアジアの株式は各地で反発を記録した。上海総合指数はその週での最高成績となる4％上昇を記録、香港においては中国関連株が市場を引き上げた。
アジア経済ウォッチ
中国の中央銀行の Zhou Xiaochuan 総裁は、中国は金融政策の手段として金利調整だけに頼る必要はないと語る。新規融資が先月これまでの最高を記録し経済が底を打った兆候を示した可能性があり、中国は金利引下げにあまり積極的でないのかも知れない、と語る経済専門家もいた。
韓国の金融当局は、継続する改革過程にスピードと効率性を付加する計画を発表した。これには、苦境に立つ企業が財務状態を改善し実践前のプログラムを拡大することを支援するための新プライベート・エクイティ・ファンドの設立が含まれている。
経済状況がさらに悪化した場合、日本政府は2009年会計年度の予算を国会で成立させた後、さらなる経済刺激策をまとめることを検討する可能性がある。
企業ニュース
資産売却の決定は株主の利益を著しく損なったとして、 Ping An Insurance (Group) Co. of China Ltd. (SHA:601318) (HKG:2318) は Fortis (NL) N.V. の資産売却計画に対し、水曜日に開かれる同ベルギー‐オランダグループの株主会合において反対票を投じる予定である。 Ping AnはFortis の株式5％を保有する最大の投資家である。
シャープ (TYO:6753) は会計年度第3四半期において658億円の純損失を計上し、現在50年間で初となる年間純損失の計上を見込んでいると警告した。
トヨタ自動車 (TYO:7203) (NYSE:TM) は金曜日、国際経済減速の中での売上げ減少のため3月までの会計年度において4,500億円の営業損失を見込んでいると語った。同社は売上見込みをさらに引き下げ、3月31日までの会計年度において3,500億円の純損失を見込んでいる。
韓国の Kia Motors Corp (SEO:000270) は月曜日、同社が計画した288億ウォンでの株式発行が機能しなかったと語った。これは新株に関心を示す投資家がいなかったためである。
中国において資産で5番目に大きな Bank of Communications Co. (HKG:3328) は、2009年から2011年までに最高800億元の劣後債の発行を計画していると語った。
野村ホールディングス (TYO:8604) (NYSE:NMR) は3,000億円もの調達を行う可能性があると語った。同社は Lehman 買収後に増大した人件費負担により打撃を受け、会計年度第3四半期において記録的な純損失を計上した。
Hong Kong Resources Holdings Co. (HKG:2882) は、同社による国内宝石商の買収支援に向けて、 Henderson Land Development Co. (HKG:0012) の Lee Shau-kee 会長が同社株式8.1％を2,000万香港ドルで購入することに合意したと語った。
Bhushan Power & Steel (BOM:500055) は土曜日、 Orissa Sponge Iron & Steel (BOM:504864) の過半数株式を買収するという決定の一環として、同社株式26％を1株300ルピーで追加購入する公開オファーを行った。
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