オーストラリアのレアアース探査及び鉱物砂探査会社であるLynas Corp Ltd (ASX:LYC)は、少なくとも10億米ドルを投資し、第2の工場をマレーシアに建設する可能性がある。同社は、新しい株主であるChina Nonferrous Metal Mining (Group) Co Ltd (CNMC)と共同出資し、ニオブ等の金属を生産する工場を建設する可能性がある。
CNMCは中国に世界級のニオブ生産施設を所有しており、その専門知識により工場運営の成功は確実と思われている。
Lynasの技術開発担当副社長のMike Vaisey氏は、CNMCは工場建設に熱心であり、2.5億米ドルの負債とほぼ同額の株出資を提供していると語った。CNMCは、 工場の第1フェーズの資金調達のため、中国の銀行がLynasに1億400万米ドルを貸し付けるよう銀行保証を行う予定である。
工場は、年間1万500トンのレアアースを生産する予定である。レアアースは、省エネ電球や風力タービン、ガラス研磨とセラミック、ディスクドライブ、iPods、MP3プレイヤーに使用されるほか、自動車触媒コンバーターの内部に使用される。レアアースはまた自動車の重量を削減するための技術や石油精製所での精製量を増加する技術、ディーゼル添加剤の技術にも使用される。
Lynasは、主にオーストラリア国内で操業している探鉱会社である。同社の事業は主に、レアアース鉱床の探査・開発、及びその他の鉱物資源の探査である。同社はまた選鉱装置と高度材料加工工場の計画、設計、建設にも従事している。
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