韓国のHyosung Group (SEO:004800)、Hynix(SEO:000660)株式の唯一の入札者

Hyosung Group (SEO:004800)が、Samsung Electronics (SEO:005930)に次いで世界第二のメモリーチップメーカーHynix Semiconductors (SEO:000660)の株式の28％を買収する提案を示した。

Hynixの主要株主であるKorea Exchange Bank(KEB)によると「入札案内を送った40社のうち、ある一企業が同意書を提出した」。Hynix株式に対して同意書を提出した唯一の企業がHyosung Corpであった。

Hyosungは繊維と機械に重点を置いている韓国では中規模のコングロマリットである。同社の資産が8兆4千億ウォンである一方、Hynixは13兆3千億ウォンの総資産を有する。HyosungがHynixを買収するためには最低でも4兆ウォンが必要であり、Hyosungが十分な資産を有していないのではないかという憶測が飛び交った。

HyosungがチップメーカーであるHynixの大規模な株式取得への入札を行ったことを受けて、アナリストが買収のコストに懸念を示したことに加えてビジネス分野における相乗効果が薄いという見方から、Hyosungの株価は15％急落した。

KEBは11月末までには優先入札者の指名するべく作業を進めると述べた。


関連企業

サムスン電子
      

Hyosung Corporation
     

Hynix Semiconductor Inc.